株式会社 CYCLE Hub & Port代表取締役、島津孝一による設立への思いを書きしたためた項です。
私たちが住む社会は、今、コロナ禍を経験し、人々は、家族を含めた心身の健康確保の重要性を痛感し、新しいライフスタイルを探し始めていると感じます。
こうした状況を背景に、企業サイドも、働き方改革に向けた様々な試みを開始し、リモートワーク、副業・複業の提案がなされ、人生100年時代が叫ばれ始めました。
私は、サラリーマン生活を経て、残りの人生をそうした新しい課題に、ささやかでも応えられたらとの思いで、滋賀県において、起業を決意いたしました。
日本には、豊かな自然があり、四季の彩りを楽しめます。
また四方を海に囲まれ、山国であり、素晴らしい海の幸・山の幸が味わえます。
なかでも、滋賀県は、日本の中心に位し、Mother Lake 琵琶湖を囲み環境意識が高く、SDGs活動にも積極的です。
更に、健康県としても、平均寿命で全国をリードする存在になっています。
私は、健康・環境に資するサイクリングについて、日本での新しい魅力の発信・提案に強い関心を持って参りました。
ご存知の通り、滋賀県は、サイクリストの聖地として、ビワイチ(ナショナル・サイクル・ルート)が、大変人気があります。
そもそも、「近江の国」として、由緒ある歴史、近江商人発祥の地として、有名です。
商いの神髄である「三方よし」の精神とベンチャー・スピリット、今でも残るゆったりと落ち着いた生活スタイルは、若い方々にとっても、魅力ある地域になっています。
そこで、サイクリングを軸に、琵琶湖でのマリーンスポーツや、湖畔での様々なアウトドア・アクティビティを楽しめる機会をご提供できる事業を始める決意をいたしました。
また、地理的に京都に近く、産業界をリードする先端企業の集積地区でもあります。
教育環境にも恵まれ、地球市民に育ってほしい若い世代の方々と触れ合うこともできます。
こうした魅力に溢れた地域で、同じ思いの方々と、サイクリング・ビジネスをはじめとしたベンチャー・ビジネスのつながり・循環(CYCLE)を生み出し、インキュベーション機能を果たせる、発信基地(Hub)、交流拠点(Port)を設立いたしました。